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コラム
Column

Vol. 06

なりたい⾃分になるために

2021.04.14

実は、当社の名刺の裏は毎年変わる。

STORYと銘打たれた裏側にしているのだが、その年(年度)で⼤事にしたいことを、
名刺裏に記載してあるのだ。

⼀例だが、4年⽬は次のようなものだった。

【4年⽬】
4年⽬の当グループモットーは、『親切⼼』です。
⾔われたことだけをやるのではなく、
お客様のお気持ちを慮り、そしてお⽴場を鑑みながら、
常に先回りの精神=親切⼼を持って、
御社利益に貢献できる会社を⽬指します。

⾄らぬ点も多いかと思いますが、「親切⼼⾜りないな」と思われましたら、
時間や曜⽇など気になさらずに、私にお電話下さい。

今年もたくさんの「ありがとう」を頂けるよう、社員⼀同、精進してまいります。

これを毎年考えるのは私の楽しみであり、リーダーとして皆にどうあって欲しいか、
そういったことに、思いを馳せるのも楽しみの⼀つである。

これを書く時、⼤切にしているのは「何になりたいか」だ。
今の⾃分には何が出来ていて、何が出来ていないか、
そして、なりたい⾃分との差分は何で構成されているのか。
(もちろん、ここで⾔う⾃分とは『組織』のことである)
それを冷静に⾒つめ返した時に、4年⽬に⾜りないと思ったのが『親切⼼』である。

当社は急激な成⻑を遂げてきた。
売上⾼はここでは伏せておくが、2年⽬と3年⽬は約6倍、3年⽬と4年⽬で約2倍以上になっている。
単純に2年間で10倍以上の規模に成⻑してきた。
そうなると、無難に運営するような、事なかれ主義が蔓延するのではないか、
そういった思いから、グループ全体のモットーとして『親切⼼』を持って、全ての業務にあたること。
これを1年間を通して⾔い続けたのである。

よく、企業理念(バリューやミッションなどとも表現する)の必要性を聞かれることがあるのだが、
私は次のような例え話をしている。
「ここに社員が100⼈います。⼀⻫に⽬を閉じてもらい、せーので東京タワーの⽅⾓を指差して下さい。」
皆、同じ⽅向を指差すと思いますか?
ほとんどの⼈は難しいことを理解していただけるだろう。
これを「東京タワーはあっちです。指差してくださいね。せーの」とやると、ほぼほぼ全員が同じ⽅向に指を出す。
この時に、違う⽅向を指している⼈がいたら、⾯⽩い⼈か、ヤバい⼈かのどっちかである。

そして、さらに⾔えば舞台上で「あっちですよ!」と伝えたとしよう。
前の席の⽅=リーダーに近い⼈は確実に指先まで⾒えている。
が、組織が⼤きくなる=後⽅の座席も増えてくると、そうは⾏かない。
⼤きく、皆が⾒えるように、そして聞こえるように、⽅⾓を指し⽰す必要があるのだ。

その⽅⾓の先に、⾃分達がなりたい、ならなければいけない理想像がある。
リーダーには⼤きな声で、⼤きな⾝振り⼿振りで⽅⾓を伝えてもらうことが重要である。

「何になりたいか」これを皆で⼤切にしている組織であり続けたいと願い、
私は今⽇も声を出し続けています。

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