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コラム
Column

Vol. 05

経験・経験・経験

2021.03.10

毎⽉1度のコラムを出す予定だったが、2⽉は書き上げれなかった。
理由は2つある。vol.4が意外にも好評でそれを下回る内容にはしたくなかったこと。
そして、今回のテーマが重苦しいかもしれないと感じたからだ。

今回は経験の貴重さと、失敗の尊さについて話したいと思う。

最初に「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」
これはビスマルクというドイツの初代宰相だった⼈の⾔葉だ。
⾮常にいい⾔葉である。

しかしこの⾔葉を⽣み出したビスマルクも経験から学ぶことも多かったはずだ。
この⾔葉はセミナーや教育などの場で頻繁に出てくる。
が、どの講師も私の価値観とは少し違うようだった。

私は経験を歴史として紡ぐこと、そして後世に同じ過ちを起こさぬよう、
明⽂化しルール化なりシステム化することで、
愚者を⽣み出さぬこと。それが賢者の役割であると認識している。

ビスマルクに聞いたわけでもなければ、ビスマルクの本⼼を聞いたこともないので、
私が勝⼿に解釈しているに過ぎないが、歴史はただの通過点であり、
何事も現代で同じ結果になるとは限らない。

特にこの⽂明社会では、過去の経験は常に時代遅れであることも多々あるのだ。
重要なのは失敗の経験なら早めに経験しておくことではないだろうか。
私は経験から学ぶ愚か者が⼤好きである。
ただし、むざむざと失敗することだけ避けなくてはいけない。

ここ数年間で感じていることだが、⽇本のサラリーマンは失敗を恐れすぎてはいないだろうか。
特に管理者や責任者になれば失敗は出世競争からの脱落を意味する企業も多い。
ただ、その失敗を過去に経験したものがおらず、さらに未来に繋がるものであればどうだろうか?
そうであった場合、果たして本当にそれを実⾏する決断した⼈間は粛清されるべきだろうか?

私個⼈としては、それで粛清するような会社であれば社会的な存在価値は低いので、
今すぐに転職をオススメする。

もちろん、計算を間違っていたとか、拾える情報を拾っていなかったのであれば、
それは潔く粛清されたほうが良いだろう。

私が重要だと思うのは、、、

60%の⾒通しで判断が出来たら、決断することだ。
後は勇気と実⾏⼒である。

出典:松下幸之助

この精神である。
失敗した後のことを考えて不安になり、貴重な時間を無駄にすることがないように、
常に経験・経験・経験だと割り切って、即⾏動に移して欲しい。

最後に「私は頑張っているのに・・・」という嘆き節をたまに聞くのだが、
こういった⼝癖を持っている⼈は、パチンコ中毒者と同じだと思ってしまう。
努⼒の仕⽅が間違っているのに、今までの努⼒(投資)を失敗だと認めれない、
そのうち報われるんじゃないだろうかと考えてしまう。
これでは、「あと1,000円⼊れたら出るかも」の中毒者症状と似たり寄ったりだ。

経験を積むには、失敗を認めれる潔さとあきらめない強い⼼をが必要なのである。

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