スリーコール ラボ
コラム
Column
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Vol. 03
コミュニケーションを通じて新たな価値を創造すること
2020.12.28
コミュニケーションを通じて新たな価値を創造すること』
これは当グループの理念である。
コミュニケーションとは「相手から期待した反応を得ること」だ。
何かを発信する時、そこには伝え手なりの期待が存在する。
例えば、感謝を伝える時にしかめっ面な人はいないだろう。
基本的には笑顔のはずだ。では、笑顔で感謝を伝えるのはなぜか?
「相手と良好な関係を続けたいから」
「相手に感謝を伝えることで、相手にも喜んでほしいから」
「また同じようなサービスを受けたいから」
無意識的に笑顔で感謝を伝えている裏には、実は何かを期待している自分がいるのである。
もちろん全ての言動に、いちいちそんな理由付けしていては疲れるだろう。
しかし、この「期待した」という部分を明確にすることで、今まで以上に上手くいくことは多い。
それは教育においても言える。
当社では管理者昇格した時に、私の研修を受けてもらう。
この研修は知識もだが、管理者たるもの、リーダーとして、管理手法、ビジネス用語など、
色々な角度の話を、その管理者に合わせて話すのだが、その中で、必ず言うことがある。
それは「やってない奴が一番悪い。だが、やらせれなかった君の責任はどこにある?」だ。
新米の管理者がよく言ってしまう、思ってしまうことの一つに、
「伝えたんですけど...」「言ったんですけど...」というものがある。
非常に気持ちはわかる。
上から指示があり、それを現場に伝えたのにやってない、
すると上司に呼び出されて「やれと言っただろ」「なんでやってないんだ」
とお叱りを受ける。そりゃ、言ったんですけどとも言いたくなる。
だからこそ、敢えて私は言うのだ。「やってない奴が一番悪いよ」と。
続けて「ただ、それはあくまでも他責の問題であり、君自身はやってもらうための努力をこれ以上しないのか」
そうすると、「途中経過を確認すべきだった」「仕組み作りが足りていなかった」「周知の仕方に工夫がなかった」
など改善点を教えてくれるのだ。
そこまでの言葉があれば、あとは一緒に改善方法を考えてあげるだけなのである。
※一緒にやってあげることは何よりも喜ばれる教育だ
期待した反応を得るためには、それ相応の努力や工夫が重要だ
それは、上司も同じであり、やらない現場<やってもらえない部下<やらせれない上司<やれる仕組みがない会社
と、各セクションで自分たちが出来る事はもうないのか?を当事者意識を持って考えることができれば、
いつかきっと期待した反応、いや期待した『以上の』反応がもらえるだろう。
そして、その先には新たな価値が創造されるのだ。
理念とは灯台である。
働き手が悩んだ時、迷った時に、指針とならなくてはいけない。
当グループの理念は、関わる全ての人たちの期待が、社会にとっての新たな価値になることを願ってのものである。
期待に応えられる自分たちであるか?それを常に問いかけてくる言葉なのである。
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